🌸 唱題によって現れる「三障四魔」の意味と、正しい乗り越え方
- 桜梅桃李倶楽部

- 2025年11月29日
- 読了時間: 4分
まず第一前提として日蓮正宗寺院にて、御授誡又は勧誡を受けて日蓮正宗信徒となる事から始まります。
それは、誡を受ける事で本門戒壇の大御本尊様に繋がり、仏力・法力を賜る信仰が出来るからであります。

1. はじめに ― なぜ信心を始めると障魔が起こるのか
日蓮大聖人様は、御書の中で次のように明確に説かれています。
「仏法を修行するには必ず魔障競い起こる」(御書 997頁)
これは、「信心しているのに、なぜ苦しいことが起こるのか」という
多くの人の疑問に対する根本の答えです。
唱題によって生命の奥底の仏界が目覚めようとすると、
それを妨げる**迷いや煩悩の力(魔)**が必ず現れる。
これを「三障四魔(さんしょうしま)」といいます。
しかし大聖人様は断言されます。
「魔競はずは正法と知るべからず」(御書 998頁)
つまり、障魔が起こるということは、
あなたの信心が正しい証拠なのです。
2. 三障とは ― 生命の三つの迷いの根
日蓮正宗の教義では、
「三障」とは自分の生命の中にある三種の煩悩の働きをいいます。
名称 | 意味 | 現れ方の例 |
煩悩障(ぼんのうしょう) | 怒り・嫉妬・欲望などの迷い | イライラする、怠け心、妬みなど |
業障(ごっしょう) | 過去の悪因(悪業)からの苦しみ | 病気・経済難・家庭不和など |
報障(ほうしょう) | 過去世・今世の業の報いとして現れる苦 | 不運、孤独、周囲の誤解など |
これらは、唱題によって生命が清まる過程で
「浄化作用」として表に出てくるものです。
日蓮大聖人様は、
「業障の消滅は妙法の功徳なり」(御書 1137頁)
と仰せであり、
苦しみが出ること自体が、実は悪業が消える功徳なのです。
3. 四魔とは ― 外から心を乱す四つの妨げ
「四魔」は、外的・内的に信心を妨げる力のことです。
名称 | 意味 | 現れ方の例 |
五陰魔(ごおんま) | 自分の身心の不調による迷い | 疲れ・病・感情の乱れなど |
煩悩魔(ぼんのうま) | 欲や怒りが強まり信心を鈍らせる力 | 面倒・怠惰・嫉妬など |
死魔(しま) | 命に関わる恐れ・死への不安 | 病・事故・無気力など |
天子魔(てんしま) | 権力や他人の影響による妨げ | 周囲の反対・職場や社会の圧力など |
これらは、妙法を信じる生命が大きく変わる時に必ず起こる
「試練」=信心を深めるための鏡なのです。
「魔競はずは正法と知るべからず」(御書 998頁)
「大事の法には魔多し」(御書 1242頁)
4. 障魔が現れたときの正しい姿勢
大聖人様は、弟子・檀越たちにたびたび次のように励まされています。
「臆病ならば魔も強し、勇猛なれば魔も退く」(御書 1060頁)
唱題の実践者にとって最も大切なことは、
恐れず、退かず、題目で乗り越える勇気です。
障魔が出たときこそ、信心を試されている時。
この時に退転せず、題目を強めると、
魔は必ず退き、功徳が開くのです。
「魔は信心の強盛なるを見て退く」(御書 1042頁)
この「強盛な信心(ごうじょうしんじん)」こそ、
障魔を福運へ変える唯一の道です。
5. 現代における三障四魔の現れ方と実例
現代社会では、魔の現れ方はより巧妙です。
次のような形で現れることが多いです。
「忙しいから勤行できない」→ 怠惰の魔
「結果が出ないからもうやめたい」→ 疑いの魔
「周囲に反対される」→ 天子魔
「病気や事故」→ 五陰魔・死魔
「信心しているのに苦しい」→ 業障の顕現
これらはすべて、仏道を進む証拠です。
唱題を続けることで、必ず状況は転じます。
「火に入れば火を消し、水に入れば水を消すが如く、
南無妙法蓮華経と唱うる声は一切の魔を破るなり」(御書 1068頁)
6. 障魔を乗り越えた時に得られる功徳
障魔を退けたあとの生命は、以前とは比較にならないほど強く、清らかになります。
それは「魔をもって修行の糧とする」生命です。
「魔を以て師と為す」(御書 1250頁)
つまり、障魔は敵ではなく、成長の師匠なのです。
唱題によって魔を乗り越えた人は、
一切の逆境に動じない「不動の信心」を得ます。
それこそが「一生成仏」の境地なのです。
7. まとめ ― 障魔は信心の証、唱題は勝利の鍵
区分 | 内容 | 対応する信心 |
三障 | 自身の迷い・業・苦の現れ | 自分を見つめ、唱題で乗り越える |
四魔 | 外部・内面からの妨げ | 恐れず、強盛な信心を持つ |
結果 | 仏界の自分が目覚め、魔が退く | 勝利・功徳・成仏 |
結び ― 「魔をも恐れぬ信心」が人生を変える
日蓮大聖人様は、
「大難来たるを以て喜びと為すべし」(御書 1387頁)
と仰せです。
すなわち、苦難や障魔が起きた時こそ、
信心を深め、功徳を積む最高の機会です。
南無妙法蓮華経の唱題は、
一切の魔をも打ち破る「絶対の剣(つるぎ)」です。
唱え抜くその声に、
仏の智慧と慈悲があらわれ、
人生の闇は必ず光へと変わります。
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